退 任 あ い さ つ
前会長 椿 弘次 (早稲田大学)
広島修道大学における全国大会を無事終えて、会長の任を退くことができ、ほっとしております。会員の皆様のご協力の賜物と感謝しております。とりわけ、二年間の任期中、事務局を担当頂きました坂本正光先生、東西の部会の中心になってご支援頂きました中村那詮先生、齋藤 彰先生に心から謝意を表します。同じく、監事として会計監査にご尽力下さいました林 忠昭先生、八尾 晃先生にもそのご懇篤なご指導に対し厚くお礼申し上げます。
理事の皆様には、学会の運営に文字通り手弁当でご協力頂き、感謝申し上げます。お蔭様で、この学会は発展の第二段階に進んでいると実感することができました。絹巻康史新会長のご指導の下に、更なる発展の道が拓かれると確信しております。
経験しました二回の全国大会における共通論題において示されました会員諸氏の熱意、各自由論題における充実した討論は、この学会の卓越性を示していると思います。法と商の交錯するところに存在意義を認めたこの学会の将来は、「国際取引法」や「国際商取引」の科目を開講する大学が、近年、増えつつあることにより支持されているものと受け止めております。
今後、若い会員が一層増えて、部会発表をはじめとして学会の諸活動に参加されることが望まれます。特に、商学から国際取引にアプローチされる若い会員の入会を募る必要があると思います。商学、経営学関連の学部において、いわゆる貿易商務の発展的な形で国際商取引関係の科目が充実されるよう、学会として働きかけることが必要でしょう。一会員として、このような点の実現に協力したいと思います。
二カ年間、多々御世話になり、ありがとうございました。
2004年11月