国際商取引学会年報第6号は、2004年7月1日発行となりました。
2003年に開催された全国大会と、3月、7月に各1回開催される東部、西部の部会報告を中心に掲載されています。
目次 contents
ご挨拶 椿 弘次 (早稲田大学商学部 教授) 会長の挨拶
1. 日本リンゴ輸入措置事件とWTO
池田崇志 (池田崇志法律事務所・弁護士)
コメント 北川俊光 (関西大学法学部 教授・弁護士)
2. 可動物件の国際的権益条約と権利登録システム
八尾 晃 (大阪商業大学総合経営学部 教授)
コメント 齋藤 彰 (神戸大学大学院法学研究科 教授)
3. UCC第2編の契約法理 ―起草過程の分析を中心に―
木原浩之 (横浜国立大学大学院国際社会科学研究科博士後期課程)
コメント 円谷 峻 (横浜国立大学大学院 教授)
4. 韓国における標準的取引条件と商業信頼状の使用動向に関する研究
姜 鎮旭 (日本大学大学院商学研究科博士後期課程)
コメント 田口尚志 (早稲田大学商学部 助教授)
5. 中華民国(台湾)における民商合一制の展開
黄 瑞宣 (明治学院大学大学院法学研究科 研究生)
コメント 坂本正光 (明治学院大学法学部 教授)
6. 企業法務と法学教育
山邑陽一 (日本文理大学商経学部 教授)
コメント 柏木 昇 (中央大学法学部 教授)
7. 国家の商業活動と裁判免除 ―ナウル共和国事件を中心にして―
西口博之 (関西大学 講師)
コメント 浅田福一 (大阪明浄大学 教授)
8. 海上運送状の普及とその原因に関する研究
長沼 健 (日本大学 講師)
コメント 三倉八市 (矢崎総業(株))
9. 為替予約の解除に基づく原状回復義務の履行としての利得返還請求の可否
平野英則 (筑波大学大学院博士後期課程)
コメント 田口奉童 (同志社女子大学現代社会学部 教授)
10. 銀行の書類点検基準におけるUCPの司法的性格の重要性及び今後の行方 ―日韓の事例を中心に―
金 貞順 (福岡大学大学院博士後期課程修了)
11. 証券監督者国際機構(I0SCO)「行為規範」および「取引原則」の日本法への適用
平尾一成 (神戸大学大学院法学研究科)
コメント 柴崎 暁 (早稲田大学大学院ファイナンス研究科 助教授)
12. 「ビジネスの倫理性」 ―合法なビジネスと違法なビジネス―
坂本正光 (明治学院大学法学部 教授)
コメント 根田正樹 (日本大学商学部 教授)
13. 貿易の電子化と電子政府
鹿島誠之助 (イーコマース研究所 代表)
コメント 八尾 晃 (大阪商業大学総合経営学部 教授)
14. 書式の争い解決への道:米国統一商法典改正第2編(売買編)第2-207条
新堀 聰 (日本大学商学部 教授)
コメント 柏木 昇 (中央大学法学部 教授)
共通論題:国際商取引とコンプライアンス
15.米国24時間ルールとその影響について
遠藤健二 (三井物産(株)物流・金融統括部、トレード・コンプライアンス 室長)
16.運輸セキュリティー強化の動向
福田正志 (カナダ太平洋鉄道)
17.24時間ルールの経過と展望について
平田義章 (神奈川大学 講師)
18.船社にとってのCSI発効とは?
森泉祐輔 (MOL JAPAN輸入営業グループリーダー)
19.1993年税関近代化法とACE
橋本弘二 (日本機械輸出組合部会業務グループ)
国際商取引学会会則
あとがき 柏木 昇 (中央大学法学部 教授)